ふと

 

きのう、児童養護施設で5さいじの子を寝かしつけているときに

ふと、思った。

 

この子が安らげる場所ってあるのかな。。

 

 

施設には3歳~中3の男の子13名。

 

年下であればあるほど、年上の子から

「デブ」「猿」みたいな言葉をあびせられ、

 

幼児さんが泣くと小学生、中学生は

「うっせぇ、だまれ」って言ったり、

時には幼児さんを押し倒したり。

 

でもそれは小学生、中学生が悪いというよりも

その子たち自身も小さなころから年上の子たちに

色々と言われてきた過去がある。

 

もちろん職員はそんな場合、子どもたち間にはいって

止めたり、話をしたりするけど、

職員の目をぬすんで陰で、暴力があることも。

 

 

1人1人すてきなところがいっぱいあって、

面白いこたちばかりだけれど、

「自分のことだけを見てほしい」っていう感情から

どうしても職員の手がかかる年下の子たちへ八つ当たりしたり。

 

 

たくさん愛情が必要な時期に、

愛情が十分にもらえず、

年上にびくつきながら過ごす日々。

いったい、子ども達はどれだけ心が毎日つかれるんだろう。

 

 

もちろん施設にも良い側面はあって

比較的中学生は、年下の面倒を見てくれるけれど、

縦割り社会はどうしても力関係になってしまう。

 

 

ふと、昨日幼児さんの布団に入りながら

そんなことを考えていた。